【相続】価値のある遺品を捨ててしまわないように

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相続・終活マガジン

【相続】価値のある遺品を捨ててしまわないように

2024/11/25

目次

    【価値あるものを捨ててしまわないために】

    遺品整理の際は三つの箱を用意する

    遺品の中には売れるものがたくさんあります。遺族にとってはゴミとしか思えないようなものであっても、欲しい人にとっては、お金を出してでも買いたいというものがたくさんあるのです。

     

    それを欲しい人に使ってもらうことは、ゴミを出さないという点ではエコになりますし、そのものに再び命を吹き込むことにもなります。また、高く売れれば、ご遺族にとっても喜ばしいことです。それで海外旅行に行けるかもしれません。

     

    ですので、遺品整理をする際は、次の三つの箱を用意して整理をしていきましょう。

     

     

    一つめは、捨てるモノを入れる箱。

    二つめは、残すモノを入れる箱。

    三つめは、もしかしたら高く売れるかもしれないモノを入れる箱。

     

    そして、三つめの箱に入れたものを、オークションサイトや、フリマアプリなどで売ってみましょう。また、家具などの大きなものはリサイクルショップに、掛け軸や壺などの骨董品は骨董品屋に持っていくか、買い取りに来てもらいましょう。特に、骨董品は1店舗ではなく、2店舗、3店舗に持っていき、一番高い値段をつけてくれたところで売ることをおすすめします。

     

    最近はインターネット経由で買い取りの申し込みができたり、一括査定をしてくれたりするサービスもありますので、利用してみるといいでしょう。

     

    【価値のあるものを見分ける方法】

    遺品整理のプロは、骨董品や宝石などが高価な品かどうかは、ある程度その場で見極めることができるようです。しかし、普通の人が高価な品かどうかを見極めるのは難しいでしょう。

     

    そこで、価値のあるものを間違って捨ててしまわないために、高価な品かどうかを普通の人でもある程度見極められる方法を紹介しておきたいと思います。

     

    ①骨董品

    まずは、骨董品が入っていた箱を探してください。その箱が桐でできていれば高価な品の可能性が高いと言えます。一方、箱の材質が楠木やモミの木などであれば、安い可能性が高いと言えるでしょう。

    次に、箱に作家の名前が書かれているかどうかをチェックしてください。

     

    作家の名前が箱の上や箱の横ではなく、箱の下に書かれていれば高価な品の可能性が高いと言えます。また、真田紐(機織で織った平たく幅の狭い織物の紐。茶道具の箱などに使われている)、組紐(三つ以上の糸の束を交互に組んだ伸縮性のある紐帯締めなどに使われる)がかけられていた箱に入っていたものは、高価なものである可能性があります。

     

    ②掛け軸

    まずは、掛け軸の臭いを嗅いでみてくだい。墨の匂いがすれば高価な品の可能性が高くなります。次に、掛け軸の表面を触ってみてください。凸凹がなければコピー商品です。最後に、軸先(軸の棒の端についている部品)の素材をチェックしてみましょう。軸先が象牙や木、塗り物などであれば、高価な可能性が高くなります。一方、軸先がプラスチックのものは安い品である可能性が高いと言えます。

     

    ③陶器類、食器類

    歪みと光沢をチェックしましょう。歪みがないものは、機械による大量生産品です。光沢が均一できれいすぎる場合も、経年数が浅く価値が低い可能性があります。陶器には民芸品が多く、古い海外の食器等も価値があります。

     

    ④ダイヤモンド

    本物のダイヤモンドを見分ける方法は二つあります。

    一つめは、息を吹きかけてみることです。天然のダイヤモンドは熱を逃がす性質があるので、息を吹きかけても曇りはすぐに消えます。これに対して、人工石にはそのような性質がないため、3~4秒間曇ったままだと偽物の可能性が高いと言えます。

     

    二つめは、新聞紙の上に置いてみることです。天然のダイヤモンドは屈折率が高いので、新聞に書かれた文字が読めません。文字が読めたら、人工石の可能性が高いと言えるでしょう。

     

    ⑤真珠

    近年、真珠自体にはこれまでのような価値がなくなってきていますが、真珠の見分け方は、珠同士を擦り合わせてみることです。このときザラザラしたような感触があれば本物で、ツルツルすべる感触のものは偽物の可能性が高いと言えます。また、指輪の素材やネックレスの素材も価値になります。

     

    ⑥ブランド品

    ブランド品については、製造番号やシリアルナンバーなどを確認しましょう。番号自体がないものや、字体や位置が違っている場合は偽物です。また、偽物はバッグのボタンの形や色が微妙に違う場合もあります。

    腕時計については、秒針の動き方にも注意してみましょう。

     

    ⑦絵画

    まずは、絵画の表面を触ってみてください。凸凹がなければコピー商品ですので、安い品であると言えます。

    次に、キャンパスの下や裏を確認しましょう。作者のサインが書かれていれば、高価な品である可能性が高くなります。続いて、額の裏もチェックしてください。デパートの値札シールなどが貼ってあれば、高価な品の可能性が高くなります。

     

    版画の場合は、キャンパスの下や裏に、「1/100」などといった数字が書かれているかどうかをチェックしましょう。これは版画の枚数を示すものなので、この数字が入っていれば版画でも数十万円するものもあります。

     

    ⑧洋服

    洋服の価値は、ブランド名と保存状態の良し悪しで決まります。

     

    ⑨着物

    着物は、ほぼお金になりません。特に喪服などの暗い色合いの着物は人気がありません。ただ、生地のやわらかい感じや、持ったときにずっしりとした感触があれば、価値が高いものである可能性があります。また、江戸時代の古い着物は高値になる可能性があります。

     

    プラモデル

    プラモデルは、説明書などの付属品をチェックしてください。付属品が揃っていて、未使用のものが高く売れます。ガンダムのプラモデルやスターウォーズ、鉄道模型が高く売れる傾向にあります。

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