【終活】基礎年金、満額に足りない 任意加入で増額・就労も方法の一つ

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相続・終活マガジン

【終活】基礎年金、満額に足りない 任意加入で増額・就労も方法の一つ

2021/05/13

目次

    終活はいつから始めるか?について50代半ばになると終活を考える人も増えてきます。その際、将来受け取る年金額が気になり始める方も多いのではないでしょうか。

     

    毎年の誕生月に「ねんきん定期便」が届きます。これをチェックすると、あれ?と思われる方があるかもしれません。「ねんきん定期便」を見ると65歳からの見込み額が思ったより少なく、中でも基礎年金(国民年金)の金額は満額に届いていません。大学生のころに国民年金の保険料を払っていなかった期間が2年以上あったからです。こういった場合、「保険料を後払いできるなら払って、少しでも年金を増やしたい」思いますよね。

    【50歳以上、学生時代に未加入多く】

    学生時代に国民年金の保険料を払わなかった人は少なくありません。中でも50歳以上のほとんどは20歳の頃、国民年金の加入が義務ではなく任意だった(20歳以上の学生が強制加入となったのは1991年4月)こともあり、未加入のまま就職した人も多いです。

     

    国民年金の保険料の納付期限は原則2年間です。このルールだと中高年になって学生時代の未加入分を払いたいと思っても、通常は払うことができません。老齢基礎年金の金額は保険料を納付した月数に比例するので、そのままだと将来の年金額は少なくなります。

     

    老齢基礎年金は満額の480カ月であれば、受給額は年78万900円(2021年度)ですが、仮に未加入が30カ月あれば73万2094円、40カ月なら71万5825円となります。金額を上乗せする方法ないでしょうか。

    まず、国民年金の「任意加入制度」が挙げられます。「60歳以上65歳未満で厚生年金などに加入していない人が対象なので、退職者やアルバイトなどで短時間で働く人向け」といえる制度です。60歳になって満額に達していなければ年金事務所や市区町村で申し込みができます。申し出のあった月からの適用となり、遡って加入することはできません。ずっと自営業だった人も利用できます。

     

    保険料納付は口座振替が原則です。未加入が30カ月ある人がその分の保険料を払えば、老齢基礎年金は年4万8806円増えて満額となります。満額になった時点で任意加入は終わります。満額にならなくても65歳になれば原則としてそれ以上は加入できません。

    国民年金の保険料は月1万6610円(21年度)となっています。保険料を節約したいなら、2年前納などのまとめ払いを利用することもできます。さらに年金額を増やしたいならば、付加保険料(月400円)を上乗せする方法もあります。30カ月なら年6000円プラスでき、老齢基礎年金と合わせた年金額は年78万6900円となります。

    【厚生年金の「経過的加算」でカバー】

    60歳以降も厚生年金に加入して働く人が増えています。こうしたシニアは任意加入制度を利用することはできませんが、働き続けることで厚生年金の「経過的加算」が増え、未加入分をカバーできます。

     

    厚生年金に入って働くと、20~59歳の間は老齢厚生年金(報酬比例部分)と老齢基礎年金の両方が増えます。しかし、20歳未満や60歳以降の期間に関しては老齢基礎年金は増えません。この増えない期間の老齢基礎年金に相当する金額として、報酬比例部分に上乗せするのが経過的加算です。厚生年金の加入期間が国民年金の満額と同じ480カ月になるまで加算されます。

     

    経過的加算は毎年度見直す単価(21年度は1628円)に厚生年金の加入月数を掛けた金額から、厚生年金加入によって増えた基礎年金額を差し引いて計算します。例えば、未加入期間が30カ月ある人が60歳以降も厚生年金に加入して働いた場合の経過的加算額は4万9346円です。老齢基礎年金との合計は78万1440円となり、満額とほぼイコールになります。経過的加算は30カ月で終わり、以後は働き続けても増えるのは老齢厚生年金だけです。

    経過的加算と任意加入を組み合わせることもできます。例えば、60歳から厚生年金に30カ月加入して経過的加算を得た後に退職し、その後は国民年金に30カ月任意加入して65歳で終了という具合です。

     

    ただ、老齢基礎年金と老齢基礎年金の合計額で考えると、給料にもよりますが、退職せずに働き続けた方が有利になることもあります。60歳を過ぎてから納める保険料の金額や、厚生年金に加入すると同時に得られる健康保険のメリット、今後希望する働き方なども勘案し、判断する必要があります。

     

    50歳未満では未加入に加えて、学生納付特例を使って国民年金保険料の支払いを猶予し、そのまま就職した人もいると思います。10年の追納期間が過ぎて後払いできなくなった人も条件を満たせば、60歳以降に任意加入制度を利用したり、働いて経過的加算をプラスしたりできます。制度が続くことが前提ですが、これら加算の仕組みを覚えておくと良いでしょう。

     

    50歳を過ぎたら、終活を始める。その時に年金のことは確認しておいた方が良いでしょう。


    この記事は終活を考えている人、終活をやっている人のために、参考になればと書かれています。終活について、ご質問、ご相談があれば、お気軽に「終活について教えて欲しい」とご連絡ください。「終活」のアドバイザーがお答えします。あなたの大切な「終活」を充実した「終活」にしていただくために、終活のアドバイスさせていただきます!

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