【相続】遺品整理に取り組めない理由②

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相続・終活マガジン

【相続】遺品整理に取り組めない理由②

2024/11/25

目次

    【故人の死を受け入れられない】

    ●状況が許せば無理に遺品の整理をしなくてもいい

    故人の死がなかなか受け入れられず、心の整理ができないために、遺品の整理ができないという人も多いようです。このケースは、親が亡くなった子どもよりも、子どもが亡くなった親に多いといえます。

     

    亡くなった子どもの部屋をそのままにしているという話をよく聞きますが、これはまさに子どもの死を受け入れられず、心の整理ができていないということでしょう。このような場合、状況が許すのであれば、急いで遺品を整理する必要はないと思います。ゆっくり心の整理をしてからでいいと思います。

     

    ●遺品を処分しても大切な人との想い出は消えない

    一方、親を亡くした子どもの場合は、親の愛情から精神的に卒業するためにも、遺品整理はしたほうがいいと思います。なぜなら、遺品整理をすることで、自分の心を整理するだけでなく、親との想い出を自分の心に刻み込むことにもなるからです。遺品を処分すると想い出も消えてしまうと思っている人もいるようですが、それは間違いです。遺品を整理することで、想い出はより強く遣っていきます。

     

    遺品整理は処分するだけではなく、遺品を整理し、後世に遺すという大切さもあります。ぜひ、遺品整理をしてご両親との想い出を、深く心に刻みつけていただきたいと思います。これは前向きに生きていくために必要なことなのです。

    【遺品をゴミとして捨てたくない】

    ●遺品が誰かの役に立つこともある

    遺品の中で不要なものをゴミとして捨てることに抵抗のある人もいるようですが、そういう人には、できるだけゴミを出さないようにしている遺品整理業者に依頼することをおすすめします。

     

    たとえば、業者は売れるものは買い取って、リサイクルショップやオークションで販売していますし、日本で売れないものは海外に輸出して、海外のリサイクルショップやオークションで販売もされています。また、使える家電や家具を養護施設に寄付することもあるようです。さらに、紙類や布類や鉄くずについても、きちんと分別してリサイクルに回されます。

     

    つまり、ゴミとして処分しているのは、可燃ゴミ・不燃ゴミと壊れて使えなくなった家電や家具だけ。それ以外は、できるだけ国内だけでなく海外の誰かの手に渡るようになっています。

    個人で遺品整理をする場合は、なかなか海外に送ることまではできないと思いますが、できるだけ使えるものを安易に捨ててしまわず、売るなり寄付するなりして、誰かの役に立つ方法を考えてほしいと思います。

    【遺品を供養してもらうこともできる】

    「母が大事にしていた人形を供養してもらうことはできますか?」とか「仏壇を供養してもらうことはできますか?」という話も良くあります。人形や仏壇に限らず、要望があればすべてのものを供養することができます。個人で行う場合も、お寺に持っていけば、たいていのものは供養(お焚き上げ)してもらえるはずですので、近くのお寺に確認してみてください。

    【どこにお願いすればいいのかわからない】

    ●遺品整理を行ってくれる業者もある

    遺品整理をやろうとしたけれども、1人では手に負えず、そのままストップしてしまっているという話もよく聞きます。そういう人たちの中には、遺品整理業者の存在を知らず、自分たちでやらなければいけないと思い込んでいる人も多いようです。

     

    インターネットで検索して初めて遺品整理業者の存在を知ったという方もたくさんおられます。遺品整理業者がなかった、簡単に見つけることができなかった時代には、廃棄物処理業者(一般廃棄物収集運搬業者)に遺品整理を頼んでいたという人もいます。もちろん、どこに頼むかはご遺族の自由ですが、依頼するのでしたら遺品整理業者をおすすめします。遺品整理業者と廃棄物処理業者の違いを簡単に説明しておきましょう。

     

    ●遺品整理業者は遺品整理のプロ

    両者の違いを一言でいうと、「遺品整理のノウハウがあるかないか」です。遺品整理業者は遺品整理のプロですので、当然ノウハウがあります。したがって、遺族の心に寄り添いながら、遺品を一つ一つ確認し、お客様の要望に応じて残すものと捨てるものを仕分けしながら整理していきます。

     

    また、売れるものは買い取って、リサイクルショップやオークションで販売し、使えるものや価値のある遺品は誰かの手元に届くようにしています。これに対して、廃棄物処理業者は遺品整理のプロではありませんので、遺品整理のノウハウはありません。残すものと捨てるものを仕分けることなく、家の中にあるものは、すべてゴミとして回収していきます。まだ使えるものでも価値のあるものでも、すべてゴミとして処分されることになります。

     

    ですから、あらかじめご遺族のほうで残すものと捨てるものの仕分けができている場合は廃棄物処理業者に頼んでもかまいませんが、残すものと捨てるものの仕分けができていない場合は、遺品整理業者に頼むほうがいいといえるでしょう。ただし、遺品整理業者の中にも、残念ながら稀に悪い業者も存在していますので、その見極めはする必要があります。

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