【年金】年金の繰下げ受給とは?

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相続・終活マガジン

【年金】年金の繰下げ受給とは?

2022/06/08

目次

    【繰下げをすれば、最大82%の増額が一生続く】

    繰上げとは逆に、本来65歳から支給開始の老齢基礎年金を66歳以降に繰下保げてもらうこともできます。繰下げることで、もらえる年金を多くできるのがメリット。もらう時期を先送りするほど、もらえる年金額も増えていく仕組みです。 

     

    2022(令和4)年4月以降に70歳になった人から、最大75歳まで繰下げ可能になります。繰下げた分だけ利息が加算されるため、受取る年金を確実に増やせます。繰下げをすると、1カ月ごとに0.7%が加算されます。66歳から年金受給を開始すると、0.7×12月=8.4%、70歳からなら0.7×60=42%、法改正後の75歳からなら何と82%もの利息が付いた年金を生涯にわたってもらい続けることができます。

     

    【繰り下げの損益分岐点は82歳】

    繰上げ支給は1カ月あたり0.5%の減額、繰下げ支給は0.7%の増額なので、率がよい分、よりお得に感じますが、実際どうでしょうか。

     

    繰下げることで、確かに年間の年金受給額は増えますが、受給年数は短くなります。以下の図表に示すように、70歳に繰下げた場合、通常の65歳からもらい始めたときの累計額を超えられるのは、82歳(正確には数カ月前)です。やはり、繰下げ支給で得をするには、長生きすることが絶対条件です。

    【老齢厚生年金の繰下げ】

    繰上げとは異なり繰下げの場合は、老齢厚生年金だけを繰下げて、老齢基礎年金は通常の65歳から受取ることもできます。それとは逆に、老齢基礎年金のみを繰下げ、老齢厚生年金は65歳から受取ることもできます。

     

    注意したいのは加給年金をもらえる場合です。加給年金は繰下げをしても増額されず、もらえるのは老齢厚生年金と同じ時からです。特別加算ありなら、年間40万円弱もの加給年金が付きますが、繰下げ中はこれが0円になるのです。自分の場合は加給年金をいつからいつまでもらえるのかよく確認した上で、老齢厚生年金を繰下げましょう。

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