【事業承継】適正な決算処理が行われているか見える化するとは?

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相続・終活マガジン

【事業承継】適正な決算処理が行われているか見える化するとは?

2022/10/20

目次

    【税務と会計の経理状況の差】

    税金計算をするという視点では、最低限、いくら儲かったのか?というだけで足りると言えます。これを税務基準での会計と言い、日本のほとんどの企業はこちらの「税務基準」での会計を導入しています。

    しかしながら、「法人を運営管理する」という視点では、必ずしも「税務基準」では足りず、月次や部門別などの基準で正確な管理会計を導入することが必要となります。

    【管理会計とは】

    商品毎の月次の売上・費用(部門別損益)の分析を通じた自社の稼ぎ頭商品の把握や、製造工程毎の不良品の発生状況の調査を通じた製造ラインの課題の把握、在庫の売れ筋不良の把握や鑑定評価の実施等を行い、適切な「事業運営」につなげられるようにする必要があります。

    【初代社長だけが持てる噂の「勘ピューター」】

    税理士の視点から、経営者に管理会計を提案した場合、2代目の社長には求められることが多いのですが、初代の社長にはピンと来ないことが多いのです。じゃあ、それで困るか?というと、初代は「感覚」で数字を把握できるのです。しかも、この数字感覚の精度は高いことも多いのです。

     

    しかしながら、この勘ピューターは、2代目には引き継ぐことができなかったり、金融機関などの外部者には伝えられないことも多いため、「見える化」が必要なのです。

     

    管理会計とは、次の表のように、事業のセグメントごとに管理を行い、未来に関する予測も含めて事業運営を行う方法のことを言います。

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