【終活】注目を集める終活。葬儀、遺影、墓… 「終活」で後悔しないために

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相続・終活マガジン

【終活】注目を集める終活。葬儀、遺影、墓… 「終活」で後悔しないために

2021/05/06

【終活】注目を集める終活。葬儀、遺影、墓… 「終活」で後悔しないために

「終活」という言葉が表す範囲はとても広く、終活とは何かといわれるとその範囲は広く、様々なことを思い浮かべる人が多いと思います。自分のこと、自分の親のこと、相続、葬儀や墓のことを思い浮かべる人も多いと思いますが、葬儀や墓はその一つにすぎません。

 

終活で考える範囲は、終末期の医療や遺言、エンディングノート、老後の伴侶探しや高齢者施設をはじめとする終の棲家探し、自宅や家財の処分、遺品整理や元気なうちに手掛ける生前整理、高齢化するペットや自分が高齢化した後のペットをどうするか、等多様な分野広がっています。終活が注目を集める理由を探ってみたいと思います。

 

【死亡の高齢化が進んでいる】

終活が広がった背景には、年間130万人以上も亡くなる多死社会の到来があるのです。死亡者数が底辺だったのは、1966年で年間約67万人でしたが、現在の死亡者数は約138万人程度です。これが2040年に迎えるピークでは約167万人に増える見通しです。

亡くなる人が高齢化する「死亡の高齢化」も進んでいます。現在では、80歳未満の死亡数は頭打ちで、最も多いのが80歳代です。そして、顕著になってきているのが90歳以上で亡くなる人の数の増加です。現状でも亡くなる人の28%を占めています。80歳代の死亡にも頭打ち感が出てきているので、そのうち90歳以上が最多になってくるでしょう。

 

最近は簡素な葬儀を希望する人が増えていますが、理由の一つはこの死亡の高齢化です。兄弟や友人も多くがすでに亡くなり、親の死亡時に子が勤め先を定年退職していれば、仕事関係で参列する人もいなくなります。見栄や世間体を重視していた傾向は薄れ、廉価で小規模な葬儀を考えるようになってきています。故人の死を広く知らせ、わざわざ葬儀に来てもらうのも申し訳ないと考え、火葬が終わるまであえて知らせないことも増えています。

 

 

【必ずしも家族を頼れる時代ではない】

家族の変容も見逃せません。世帯の構成で変わったのは、三世代同居の単独世帯の増加です。1980年代には4割以上あった3世代同居は、今や1割を切りました。変わって単独世帯(おひとり様)が増えて、29%に達しています。最も多いのは夫婦のみの世帯(32%)ですが、これもどちらかが亡くなれば単独世帯になるので、「おひとり様予備軍」と言えます。

 

生涯未婚の人も増えています。50歳時に未婚だった人は将来的に結婚する予定がないとみなし、「生涯未婚率」呼ばれます。直近では男性が23.4%、女性が14.1%です。男性4人に1人が生涯未婚ということになります。

(出典:令和2年版 少子化対策白書)

以前は、人生の終末期から死後までの手続きや作業は、家族が担うこととされてきました。ところが、家族の形や生活の仕方が変わってしまい、今や家族や子孫だけでは担えない状況になっています。

 

「子に迷惑をかけたくない」「頼れる家族がいない」という状況だから、年をとったら自分であらかじめ備えておく必要性が出てきているのです。

 

そのため、終活には、誰もが意欲的になってきています。自分ひとりという人、子供や家族に迷惑をかけたくないという人、状況は違えど、終活が必要という想いはだんだんと増してきているといえるでしょう。

 

【葬儀、コロナ禍で簡素化進む】

葬儀は一般葬、一日葬、直葬などに分かれ、この順番で簡素化、費用も安くなっていきます。一日葬や「ワンデーセレモニー」ともいわれ、通常2日かける葬儀を1日で行います。直葬は「火葬式」という呼び方をすることもあり、火葬場で火葬と収骨だけを行うスタイルです。2020年春ごろの調査では、一般葬が約5割、家族葬が4割、一日葬と直葬で1割という比率でした。

 

その後、コロナが拡大して簡素化がさらに進み、現在では、家族葬が一般葬を超えて過半数、一日葬も増えているようです。

 

身内だけで葬儀をすると、後から友人らが「線香をあげたい」と実家にやってくる場合があるといいます。その煩雑さを避けるには、生前の交友関係を踏まえ、どこまで声をかけるか、どんな葬儀にするのかをよく考える必要がありそうです。

 

菩提寺があればきちんと連絡した方が良いでしょう。怠ると、後日、納骨できないなどのトラブルになることもあるといいますので、注意が必要です。最近では、実家に菩提寺があるのかどうかだけでなく、実家の宗教・宗派も知らない人が増えているようです。実家の宗派だけでも確認しておいた方が良いでしょう。

 

【樹木葬が増えている】

お墓についても変化が起きています。実は墓にはいろいろな種類があります。「永代使用」「永代供養」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。永代使用というのは、墓を契約した人の子孫が続く限り使用できるというものです。

 

通常の寺院や霊園の一般墓などが該当します。もう一つの永代供養は、寺院など遺骨を受け入れる側が続く限り供養してくれるというものです。近年人気の樹木葬の墓や納骨堂などが代表例です。跡継ぎがなくてもよく、個人や夫婦で入る墓が多くなっています。家族の変容に対応してのことです。値段も安く、手間がかからないところも魅力になっています。

 

最近の調査では、新規建立の墓は樹木葬が41%と最も多く、今や一般墓を上回ります。樹木葬の墓というと、自然豊かな里山に埋葬され、樹木や草花が墓標代わり、やがて遺骨も自然にかえっていく、というイメージがあるかもしれませんが、最近増えているのは、都会の寺院や霊園の一角に造られた人工的な墓地で「都市型樹木葬」と呼ばれます。

 

多いのは墓石の周りに木や花をたくさん植えるタイプです。交通至便な場所にあり、値段も安いので、人気がありますが、注意したいのはスペースが小さいことです。1人用だと墓標がスマホぐらいの大きさの場合もあります。通常は骨つぼのまま納めます。あらかじめ決めた期間そこに埋蔵して、その後で別の墓に合葬されます。自然にかえらないこともあるので、注意が必要です。

 

お墓を選ぶ際はきちんと下見をするのが重要です。一般墓なら後を引き継ぐ可能性がある家族も、一緒に見に行った方が良いでしょう。

 

【自分の思いを託す人を見つける】

これらを踏まえ「後悔しない終活」とは改めて何か。

 

亡くなる本人も、もっときちんと準備しておけばよかったと後悔していたかもしれません。その後悔の度合いを減らすにはどうしたらいいでしょうか。それは「自分の思いを託す人を見つけ、その人に準備をしたことや希望したいことを伝えておくこと」です。託す人は多くが家族でしょう。おひとり様なら、誰か託す友人を見つけておく必要があります。

 

エンディングノートや遺言をいくから書いても、それがタンスや戸棚の奥にしまわれ、誰も気づかなかったら意味がありません。コロナの影響が続いていますが、コロナが明ければ、久しぶりに実家の親に会う機会が持てたり、離れている家族と会う機会も出てくるでしょう。その時は、終活について相談する絶好の機会でしょう。後悔の少ない終活の実現には、家族との話し合い、思いを託す人への伝達は、欠かせないことです。

 


 

この記事は終活を考えている人、終活をやっている人のために、参考になればと書かれています。終活について、ご質問、ご相談があれば、お気軽に「終活について教えて欲しい」とご連絡ください。「終活」のアドバイザーがお答えします。あなたの大切な「終活」を充実した「終活」にしていただくために、終活のアドバイスさせていただきます!

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