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相続・終活マガジン

【終活】終活はいつから始めたら良いか?~60歳になったらやったらやるべき~

2021/03/02

目次

    【60歳代は準備に最適な年代】

    終活は60歳代になると、始めたら良いですよ、ということは良く言われる話です。

     

    では、なぜ、60歳代なのでしょうか。一つの理由としては、子育てが一段落して、自分たちのことを優先して考えられる年代になってくるということです。

     

    60歳代では介護はまだ早い方がほとんどです。ですが、60歳代から考えておいた方が良いことがあります。以下は国民生活基礎調査の概況です。

    【60歳~エンディングノートに真剣に取り組むことが必要な年齢~】

    これは同居の主な介護者と要介護者等の組み合わせの年齢階級別の表です。黄色く塗りつぶされているところは、最も割合が高いところです。

     

    まず、総数ですが、要介護者のすべてにおいて、60歳代が最も介護をする年代です。それは、親の介護と配偶者の介護の両方が考えられるからです。

     

    70歳代は配偶者が介護をするというケースが多いことが読み取れます。そして、80歳代で要介護になる場合は、50歳代が介護をすることが多い。90歳代で要介護だと60歳代が多いということになります。

     

    60歳代になると、介護をする側になる可能性が高くなり、また、70歳代になると配偶者の介護をすることが多くなることから、その話し合いや準備をしておいた方が良いとなります。

     

    つまり、60歳代は介護をする側としての心構えと、今後、介護をされる側になった場合の心構えの両方が必要となるのです。

     

    60歳代はまだ若い。けれど、親は相応の年齢、そして、自分も後10年、20年すると介護される側になるとすると、準備が必要な年齢ということです。

     

    具体的にはエンディングノートに真剣に取り組むことが必要な年齢です。そして、リアルに考えることができる年齢でもあります。

    【お金を増やすから守るに切り替わっていく年齢】

    例えば、老後のお金を貯めていくというのは、現役世代に考えておくべきといえるでしょう。もちろん、今は65歳まで働く人が多いですから、貯めることも考えられますが、基本的には入ってくるお金は50歳代の方が多いのではないでしょうか。

     

    そして、安全にお金を増やすには「時間」が必要になります。あるいは、「冒険」してお金を増やそうと思った時、失敗しても若ければ取り返す時間があります。しかし、60歳代になると、取り返す時間は少なくなります。

     

    つまり、60歳代は「貯める」「増やす」ことに注力するのではなく、老後のために「守る」「計画する」年代に入るということです。

     

    具体的にはエンディングノートで預貯金や財産の整理を行うことが重要です。そこで、これまでの財産の状況や種類を確かめる必要があります。

     

    例えば、投資信託を持っているとすると、それは安定的に増えているのかどうか、これからも安全に保てるか?もし、積極的に増やすことを目的としていれば、安定に切り替えておくのが良いでしょう。

     

    あるいは、個別銘柄の株式を保有しているとすると、このまま続けるのか、それとも安定的な資産に変えるのかを考えるなど、資産の見直しも良いでしょう。

     

    また、生命保険も無駄がないかの点検もしておく必要があります。あるいは、個人年金などをかけていたとすると、何歳から入ってくるのか、何年続くのか。それが終わった後の生活資金はどうするか?それらを計画するのも60歳代に行うことが重要です。

     

    60歳代になれば、お金のことも考え方を切り替えた方が良い年代です。

    【60歳代の準備の有無が人生の後半期を決める】

    60歳代では「楽しい」ことも計画することができると思います。旅行や趣味も楽しめる年代でしょう。そして、70歳代、80歳代もイメージしながら、今だからできること、そしてこの先もできることを分けながら考えていくことも大切です。生涯の趣味を準備できるのもこの年代だからこそです。

     

    60歳代から始めたことが70歳代、80歳代でもできれば、人生の後半期を豊かにしてくれます。

     

    自分が70歳代、80歳代になったら起きるかもしれないことを家族と話し合っておくこともこの年代だからこそです。あるいは相続のことも考えておくにも良い年代です。

     

    認知症になってからでは遺言を書こうにも、遺言する能力が問題になります。だからこそ、60歳代で、相続に関する意思表示をしておくことが大切です。例えば、財産は自宅だけだとしても、それを誰に相続させるのか?もし、不公平感が生じるのであれば、それをどう回避するのか。

     

    長男に自宅を相続させたい、しかし、次男にはどうするのか?もし、その意思表示をしていなかったら、結局、最後は揉めてしまったとなったら、それは親の責任と言えます。遺言を遺しておけば良かったからです。

     

    遺言を書くのは、実は死が近づいているからではないのです。元気で、意思をはっきり示せる年代だからこそ、やれることなのです。遺言は「元気だからこそできること」と知ることが大切です。

     

    このように、60歳代は元気で、自らの人生の後半期を計画するにふさわしい年代だと言えるのです。

     

    終活セミナーに参加するのも、とても良い年代です。ぜひ、当センターのWEB終活セミナーにもご参加ください!

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